好きなものを好きでいること



こんにちは。

予約営業中なので、日中ほとんど人と話しておりません。

息抜きにブログを更新しようかと思います。

以前も書きましたが、私の趣味は映画を見ることです。

好きな映画はたくさんあるのですが

今日は「ブリグズビーベア」の紹介をしたいと思います。
このフライヤーの写真を見たとき、正直何も感じず

映画館に観にいくことになるとは思いもしませんでした。

なのになぜ映画を観に行ったのかというと

私が絶大なる信頼を寄せている映画ファンの方が絶賛していたからです。


【あらすじ】

25歳のジェームズは小さなシェルターで両親と暮らしている。
外の世界は危険だと外出を禁止されているジェームズの唯一の楽しみは
「ブリグズビーベア」というクマの着ぐるみが活躍する教育番組を見ること。
しかし突然現れた警察によって、彼らが本当の両親ではなく
ジェームズは赤ん坊の時に誘拐されたということを告げられる。
そして「ブリグズビーベア」は偽の両親によって作られたものであった。
実の両親と妹と暮らすことになったジェームズが新しい環境で
新しい人や情報と出会う中で、思い出すのは「ブリグズビーベア」のことだった。


こんなとんでもな設定から始まるこの映画。

あらすじを見ないで映画館に行った私は、ポカーンとなったのですが

あまりにもまっすぐなジェームズと、周りの人の優しさにどんどん引き込まれます。

自分の置かれた環境を受け入れながらも、ブリグズビーベアへの思いを捨てられず

続編を見られないのならば、自分で作ろうと映画を撮ることにします。

撮影の勉強をしたいという友達スペンスとブリグズビーベアの話で盛り上がるシーンには

そうそう!好きなものを分かち合うってすごく楽しいよね!と

私もウキウキしてしまいました。

当初は偽の両親への憎しみを思い出してしまうため複雑な気持ちだった本当の両親も

ジェームズのひたむきな思いに胸を打たれ協力することにしたり

捜査をしていた警察も、証拠品の撮影グッズを盗んできてくれたりと

周りの人の気持ちをも変えていくジェームズ。

そして、最後に足りないもの。それはブリグズビーベアの声でした。

偽の父親のもとへ行き、脚本を渡し声を録音する姿には

なんとも言えない苦しさや優しさを感じました。


こうして出来上がった映画を公開する日

ジェームズは劇場の中には入れませんでした。

不評だったらどうしようとトイレで吐くジェームズに

友達のスペンスは「他人の評価は気にするな」と言います。

私はこのセリフに涙が止まりませんでした。

好きな気持ちを表に出すことは否定されるかもしれないという

恐怖を同時に感じることでもあって

でも、この映画には好きなものは堂々と好きでいていい

そして他人の好きなものを否定しないということを改めて教えられました。


当たり前のことかもしれませんが、それを伝えてくれるのが

映画のいいところではないでしょうか。


長くなりましたが、とにかく優しくてクスッと笑える

最高の映画なので、暇だな映画でも見ようかなと思った時に

是非見てみてください。


服屋なのに全く関係ないブログになりました。

次は真面目に服の紹介をしたいと思います。



坪田



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